手作りの無料野外音楽フェス
4月2(土)、3(日)で沖縄市のコザ運動公園で日本一早い夏フェスといわれる、手作りの野外音楽フェスティバル「ODD LAND」が開かれました。
直訳すると“奇妙な国”。二日間のみ現れる幻の国として、『お祭り騒ぎのおとぎ話』がテーマ。…公式サイトより
今年でまだ2回目ながら、とんでもない可能性を秘めたはちゃめちゃなDIYフェスでした!
ODD LAND 公式サイト
入場料無料、本当に手作りのフェス
このフェスのすごいのが、どこかのイベント会社が企画したものではなく、コザ(沖縄市の中心部)周辺のライブハウスで活動するインディーズバンドの若者たちが自力で開いてしまったということ。髪を金や緑に染めた若者が直接自治体や企業と交渉して、1万人規模のイベントをコザという市街地エリアで開催できたことに驚いてしまいます。
さらにすごいのがなんと入場料が無料なのです。2日間タダで遊んでいいんです。
お金を稼ぐための集客イベントではないから可能だったのでしょうが、告知の宣伝費や音響機材に、さらにスタッフを揃えたりと、これらをまかなって入場無料で行うのはとても大変だったと思います。
沖縄ならではの闘牛場に作られたステージ
会場内5か所のエリアと無数の野外アートやパフォーマンス
2日間で約100組のバンドやミュージシャン、DJが演奏を披露しましたが、その他にも、会場内のあちこちに野外アートがびっしりと作られ、それぞれのエリアをうろうろしているだけでも十分楽しく、さらにゲリラ的にダンスや光を使ったパフォーマンスなどが行われて、まるで前衛的な学園祭に来た感じです。とにかく「表現したい」という情熱が強く伝わってきます。
圧巻の巨大アートやパフォーマンス
去年は雨だった
ちなみに第1回目の昨年は天候に恵まれず、ほぼずっと雨でした。今年は天気がよかったのですが、2日目のフィナーレ直前にやっぱり雨が降りました。時期的に雨の野外フェスとして定着しそうで心配です。でも“奇妙な国”のコンセプト通りの、とても不思議でとても楽しい空間でした。
早くも来年が楽しみです!
飲食の屋台がたくさんあるのにお水を売っている若者。いろんな楽しみ方があるようです
夜の様子。コザのミニシアター「シアタードーナツ」が出張上映してました。もちろん無料