防空壕に作られた旧日本軍の基地
沖縄はとても魅力的な県で、それに惹かれてたくさんの観光客がやってきます。これからはそんな観光客におススメしたいスポットも紹介していきたいと思います。
沖縄にはきれいな海や独特の文化がありますが、太平洋戦争の激戦地だったり、アメリカ占領地だったという別の側面もあります。
海軍壕公園は、元は戦時中に旧日本軍の司令部がアメリカの空襲を避けるために地下に作った基地です。
眺望と地下のふたつが楽しめる
沖縄本島南部の高台に海軍壕公園はあります。展望台の見晴らしはかなりいいです。那覇の市街地も一望できます。このあと地下に入るのを忘れてしまいそうです。
ビジターセンターという建物から入場します。
メインの司令部壕の入口横には当時の写真や資料が展示されています。写真はかなり刺激が強く、目を背けたくなるものもありました。
時間の止まった地下空間
いよいよ司令部壕に潜入します!ちなみに有料です。長い階段を降りると、中はアリの巣のように通路が入り組んでいます。内部は思った以上に広くてじっくり全部見て回るとかなり時間がかかります。これをほぼ手作業で数ヶ月間で掘ったというから驚きます。
戦後、壕内からは2,000名以上の遺骨が発見されたそうです。はじめは洞窟のような通路が見たくて行ったのですが、いろいろと考えさせられました。でも実際に行ってみるととても興味深くて満足度が高かったのでおススメです!
旧海軍司令部壕(海軍壕公園)ビジターセンター・司令壕
・住所〒901-0241 沖縄県豊見城市字豊見城236番地
・開館時間
8:30〜17:00(7月〜9月は17:30まで)
・司令壕の入場料(一般)
大人440円/小人220円
旧海軍司令部壕ホームページ
入口のこの階段がけっこう長い
地下壕の全体図
壁の細かい穴は手榴弾で自決した跡らしいです
もちろん公園もあり、休日は家族連れでいっぱいです