沖縄の「食」について取り上げます。
今年からは沖縄文化の特徴のひとつである「食」についても取り上げていこうと思っています。
1回目となる今回はいきなり超マイナーな食材「ヒカゲヘゴ」を取り上げます。
森の中に自生するシダ植物
おそらくかなりの人がヒカゲヘゴを知らないと思うので、まずヒカゲヘゴとは何か?というところから説明します。ヒカゲヘゴは沖縄県の森に生えている植物で、シダ植物らしいです。これの新芽の部分を生で食べることができます。ただしスーパーにはまず売っていないので、自分で森に入って切ってこないと食べられません。
その他の情報としては、日本の奄美大島以南、台湾、中国福建省、フィリピンなどに生息する・・・とウィキペディアに書いてありました。
ヒカゲヘゴ-Wikipedia
調達〜調理まで
では調理に入ります。ドンッ!沖縄県内の森の中から撮ってきたヒカゲヘゴの新芽です。ヒカゲヘゴは新芽の部分を食べます。新芽を切ってくると言っても、ヒカゲヘゴが相当大きく、新芽と言いつつ動物の尻尾を思わせるこのグロテスクな見た目。山や森の中ということもあり、あまり簡単ではありません。でも調理は簡単です。皮をむくと鮮やかな緑色の部分が出てきますので、これを生で食べます。
今回はワサビ醤油でいただきます。
食感はヌメリの少ない山芋か、大根に近いです。シャキシャキとしていてとても歯ごたえはいいです。味はあまりなく、さっぱりしています。でも新鮮な山菜を食べている気持ちよさがありますね。
新芽だからか、採って1日くらいで味が悪くなるので、もし山で見かけたらぜひ新鮮なうちにお召し上がりください。
インパクトを狙っていきなり超マイナーなところからいってしまいました。次回はちんすこうとかポークとか普通のを粛々と紹介していこうと思います。