沖縄・夏の名物アイスクリン

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路上で売ってます。お値段200円!

夏に郊外の幹線道路を走っていると、アイスクリームの看板とともにパラソルの下で座っている女の子がいる風景が休日の沖縄では見られます。
そこで売られているのが「アイスクリン」です。
車を停めてしまうと買わざるをえない気がして今までためらっていたあなた。大丈夫です。ただのアイス屋です。
くわしくは私が説明いたします。


買ってみた

過去何度か買ったことがありますが、今回あらためてまた買ってみることにしました。
この日はとても暑くアイスがおいしく食べられそうな日でした。
もしお店を見つけても車だと通り過ぎてしまうので、アイスの絵の描かれた看板を見かけたら歩道側の車線に寄っておきましょう。100メートルくらい進むと、青と白の「ビックアイス」というパラソルと、若い女の子が座っています。ここがアイスクリンのお店です。

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このアイスの看板が目印。少し先にパラソルが見えます

アイスクリンの値段は200円で、メニューはバニラ味だけでした。以前シークワーサー味もあったような気がしたんですが、時期やお店によってラインナップが違うようです。ちなみに後日別な地域で買ってみましたがその時もバニラ味だけでした。
店員さんがテーブルのように置いている台の中にアイスクリンが入っていて、それをかき出してコーンに乗せてくれました。この時にサイズを聞く店員さんと聞かない店員さんがいますが、一応ダブルサイズ(アイスが2段)とシングルサイズがあって、ダブルサイズが基本です。
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アイスをかき出す。この箱は冷蔵庫というより巨大なクーラーボックス?

暑かったからかもしれませんが、渡された時点ですでに溶けたアイスが手に垂れていました。ただ、そんなに暑くなくてもだいたい食べきる前に少し垂れてきます。午前中に買うのをおススメします。
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垂れてます

肝心の味ですが、アイスクリンは甘くてとてもおいしいです。バニラというよりミルクや練乳っぽい風味が強いです。ミルクっぽいアイスが好きな人に向いているかもしれません。そして口当たりはアイスとシャーベットの中間のような不思議なまろやかさがあります。
ただ、コーンの味はもう少しがんばってもらいたいです。


話を聞いてみた

店員さんに少しお話を聞いてみました。
車で現地に降ろされて、朝から夕方まで同じ場所で交代もなしで売り続けるそうです。
お昼は各自お弁当持参で合間を見て食べて、トイレは近くの施設などを借りるとのこと。このお店からだと数百メートル離れた道の駅まで歩いて行くんだとか。暑いのに大変ですね。
ぼくはてっきり時々誰かがやって来て、その時に昼食やトイレを済ますのかと思っていました。ザ・ブラックバイト。でも座っていられるし警備員や駐車場係などと比べればこっちの方がましな気もします(どっちもどっち?)。
ちなみに今日は50人以上に売っているとのことでした。1時間10人くらいでしょうか。観光客が多い場所だともっともっと売れそうです。


まさかの実店舗あり

実はアイスクリンのお店が本部町にあるんです。ここなら売り子さんがいない日も食べられますね。
そこには12種類以上のアイスクリンがあり、海を見ながらお食事も楽しめちゃいます。
ちなみにビックアイスのサイトにお店やアイスクリンの情報が載っているのですが、なんと売り子のバイト募集ページがあるんですよ! ぼくとしてはこれに一番興奮してしまいました。
完全に学生を対象に募集していて、申込フォームの学校名と学年の欄が必須入力項目になっています。売り子はみんな若いと思っていたら学生向けのバイトなんですね。バイト募集のページの売り子のイラストがぐったりして突っ伏しているのがとてもシュールです。

あと余談ですが、パラソルなど売り子の道具一式セットでレンタルできるそうです。何のために?
  沖縄ビックアイス(アイスクリンカフェアーク)


[ 沖縄・夏の名物アイスクリン ]blog2017/07/24 15:30